~職業紹介編~
昨今、働き方の多様化とネット社会の浸透により、個人事業主やフリーランスとして働く人が増えています。
時間に縛られない!節税出来る!
などたくさんのメリットがありますよね。
でも
フリーランスになろうとしている
もしくは
フリーランスになったものの
まず最初に何をすれば良いの?
そんな方々へ
この記事を読めば
なるほど!しっかりとこの記事の手順でやれば良いのか!まず何をすれば良いか明確になったぞ!
と思っていただけるかと思います。
また、この記事では
フリーランスとしてのコツなどは一切書いておりません。
フリーランスになる方々への配慮として、余計な価値観を押し付けないように必要事項のみシンプルに記載しております。
もしコツや価値観に興味がある方は、
こちらの別記事をご覧ください。
自身もフリーランスとして8年、100名以上のフリーランスの人々へアドバイスをしてきた拙者が分かりやすくまとめるぜよ!
【時間がない・サクッと読みたい人】は赤字と絵の部分をお読みください。
■準備
仕事はあるのか?
売上はどれくらい見込めるか?
いつまでフリーランスとしてやるのか?
もう準備出来てるよ!そんなこと分かってるよ!
という方はここは飛ばしてください。笑
逆に言うとこれらが決まっていない人は極力早めに決めてしまいましょう。
何故なら、下記の手続きに影響してくるからです。
例えば
仕事がないのに、年金や税金は払えませんよね。売上がなくても、昨年分の住民税は当然発生します。その分は今の貯金から払いますか?
そういう財務状況により、自身の経理帳簿の付けかたや使い方も変わってきます。
事業計画書も当然変わってくるでしょう。
そういう意味ではまずこの準備の最低3点は明確にしておくべきですね。
■手続き一覧
健康保険と年金の手続き
場所:近くの市(区)役所
「健康保険」
提出期限:退職後14日以内
会社員時代の健康保険からの切り替えをする必要があります。
「年金」
具体的な期日はありませんが、支払い方法などを考えると、早いに越したことはないでしょう。
※ 健康保険の任意継続をしない場合。
任意継続の場合は、退職後20日以内に手続きする場合に限り、会社員時代の健康保険をそのまま継続できる制度のこと。
拙者の一言
会社を辞める場合、離職届がもらえるタイミングやいつまで健康保険が使えるかもしっかりと事前に確認しておくべきである!
開業届け
場所:税務署
提出期限:事業開始から一ヶ月以内。
ただ、正直な話開業届を出さないまま仕事を始めている人もたくさんいます。
じゃあ何で提出する必要があるの?罰則なんてないでしょう?
そんな風に思う方もいらっしゃると思います。
しかし、開業届けを提出することで受けられるメリットを受けられます。
メリット①節税効果が大きくなる。
開業届けを出すと、青色申告ができるようになります。青色申告は白色申告に比べ
“所得税の控除額が大きいことと、赤字を次年度に繰り越せる”ので、節税が出来る幅が広がります。
メリット②小規模企業共済に加盟できる。
そうすることで
・掛け金が全額所得控除される
・屋号名で銀行の口座が開設できる
この二つは、業種や仕事のスタンスによって変わる可能性があるとは思いますので、出しておいて損はないかなという考え方ですね。
逆に飲食などの店舗経営をされる方は出しておくべきでしょう。
拙者の一言
開業届けにはメリットがあると述べたが、
“出さないと損する”と考えた方が動きやすいと思うぜよ!
■税金に関しての色々
①まず、税理士さんにお任せするのかどうか。
どこまでお任せするのか。
確定申告や記帳代行をお任せするかしないか。
融資を受けたりローンを組むのか?
組む場合は必要になるでしょう。
税理士さんに任せておけば間違いありませんし、楽だと思いますが
任せ方によっては
・自分で経理を学べない→正確なお金の動きを把握し切れない。
・節税が出来る出来ないの知識が身に付かない
などのデメリットが生まれる場合もあります。
その上でやはり準備の段階で、自分がどのように進めるのかを決めておくことがとても大切ですね。
②納税の支払い方法や支払額の確認
口座引き落とし?
クレジットカード?
これらも意外と大事です。
なぜなら
どの口座にするか?どのクレジットカードにするか?
それによって
プライベート用の口座とクレジットカード
仕事上のものと分けなければなりません。
何か罰則があるわけではありませんが
同じで良いはずがありませんよね?
当然計算も面倒になりますし、例えば経費の明細を確認や提出するときに、毎回プライベートで使った分を二重線で消したり、計算したりしなければいけなくなります。
このように、支払い方法を決めておくことは
経理を管理していく上でとても大切なことです。
口座やクレジットカードでお金の流れを把握し、次の動きや節税をしていくので、全ての行動元になると言っても過言ではないでしょう。
拙者の一言
拙者は年金はプライベートのクレジットカードでポイント貯めながらお得に、健康保険は事業用の口座引き落としで、確定申告時に計算する時に分かりやすいようにしておいたぜよ!
■最後に
改めて、フリーランス特有の働き方の魅力はたくさんあります。
仕事や案件を選べる、時間に縛られない働き方、人間のストレスも減ると、収入アップが見込める
etc
しかし、逆に言うと全て自分で決めなければなりません。
その上で最も大事なことがお金の管理でしょう。
売上、経費、節税、収入などなど、自分次第で大きく変わるのもまたフリーランスです。
これらの事をしっかりと考えて(考えながら)、自分自身の基準を作っていきましょう。
拙者の締めの一言
何の為にフリーランスになるのか?
フリーランスになってどうなりたいのか?
を明確にする事で、
自分自身の基準が出来上がっていくであろう。
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