昨今のスマホの普及により、株式投資や先物取引など、個人で少額から投資を始める人が増えて来ました。そこで今回は先物取引について解説します。
先物取引ってなんだろう?
先物取引を始めたいけどよくわからない。
という方に向けて、日経225先物取引歴12年の筆者が
初心者にも分かるよう基礎から説明していきたいと思います。
投資家歴12年で300名以上を指導し、18名で1ヶ月1,100万円の利益を突破したオンライン投資スクールを運営している拙者が解説するぜよ!
日経先物取引とは
そもそも日経先物取引とは、
・将来の予め定められた期日に
・特定の商品(原資産)を
・現時点で取り決めた価格で取引することを約束する取引のことで
簡単に言うと、将来その商品の価値が上がるのか、下がるのかを予想する取引です。
日経225とは(日経平均株価とは)
日経平均株価(日経225)とは、
東京証券取引所一部に上場されている企業のうち、
・業務バランスがよく
・流動性が高い銘柄の中で
・厳選された225社の平均株価(単位:円)
要するに、日本の株式市場のおおまかな値動きが分かる指標です。
TOPIX
TOPIX(東証株価指数)とは、
東京証券取引所一部に上場している全ての企業を
対象として、算出している株価指数(単位:ポイント)です。
※1968年1月4日の時価総額を100として指数を算出
日経平均 | TOPIX | |
対象銘柄 | 東証一部上場の代表的な225社 | 東証一部上場の全銘柄 |
算出方法 | 株価の単純平均をベースに算出 | 東証一部の時価総額を基準日の時価総額 で割って算出 |
特徴 | 株価の高い銘柄の影響を受けやすい | 時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすい |
つまり、日経225先物・TOPIX先物取引とは、
日経平均株価・TOPIXが
上がるのか、下がるのかを予想する取引となります。
例)
現在の価格1,900Pで買った場合
→将来、1,905Pになったら+5P
→将来、1,895Pになったら-5P
レバレッジ
レバレッジとは、
少額で大きな取引ができることで、
・日経225先物ラージ → 1000倍
・日経225先物ミニ → 100倍
・TOPIX先物ラージ → 10000倍
・TOPIX先物ミニ → 1000倍
例)
現在の価格1,900Pで買った場合
→将来、1,905Pになったら、
ラージ:+5P×10000=+50,000円
ミニ :+5P×1000 =+5,000円
呼び値
呼び値とは、売買する際の価格の刻み幅です。
通常、日経平均株価は0.01円刻みで
日経225先物ミニでは、5円ずつの刻みになります。
日経225先物ラージ:10円
日経225先物ミニ:5円
TOPIX先物ラージ:0.5P
TOPIX先物ミニ:0.25P
日経225先物・TOPIX先物取引の特徴
①証拠金取引
・取引をするには、口座に担保を預ける必要があります。
→「SPAN証拠金」
例)
ラージ870,000円
ミニ 87,000円
<追証(追加証拠金)>
損失が続いて、証拠金を下回ってしまった場合
→追加して入金しないと強制決済(翌営業日の正午)
詳しくはこちらをご覧ください。
>>先物取引用語42集をわかりやすく解説!今日から使える先物取引基本用語
②限月取引
日経225取引には、取引の満期日(限月)が決められています。
3・6・9・12月の3の倍数月となっており、
限月の第2金曜日(SQ日)に自動決済されます。
日経225・TOPIXのメリット
また、株式投資を触れられていない方にとっては難しいかもしれませんが、
株式投資には、
- 配当金(インカムゲイン)
- 売却益(キャピタルゲイン)
- 経営参加権
- 株主優待
という4つのメリットがあります。
一方で、株式投資のデメリットとしては、
- 選択肢が多い
- 不況リスク
- 倒産リスク
- 資金効率が悪い
というものが挙げられます。
しかし、TOPIX・先物取引では
- 1/2の確率を当てる(上or下か予想)
- 株価が下がっても勝てる(空売り)
- 倒産という概念がない
- 資金効率が良い(レバレッジ)
というようにメリットになります。
まとめ
先物取引の基礎が分かり、もっと興味を持っていただけたのではないでしょうか?
先物取引についてもっと知りたいという方に向け
基本用語から実際の取引で使用する用語まで
詳しくまとめましたのでよろしければご覧ください。
>>先物取引用語42集をわかりやすく解説!今日から使える先物取引用語集
また、実際に投資をやりたいという方は
筆者が運営している投資サロンもありますので、
少しでも興味がある方はぜひご覧ください。
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